相続について考えよう#基本の「き」

人はこの世に生まれて やがて 100%の確率で死を迎えます
そのときに 自分は何を遺すか? 何が遺るか?
相続について考える場合の基本の「き」は、まずはご自身の「気持ち」を見つめることが大切だと思います。
相続というと、どうしても「相続税」が頭に浮かんできますよね。でも、本当にそうでしょうか?
私がこのように考えるようになったのは、無料相談などで多く見受けられる体験からです。
よくあるのが、「相続対策」として土地にアパートやマンションなどを建てる場合。相続対策および資産運用と称する業者の勧めにより、借金をしてアパートやマンションを建てる方法です。確かにこの方法によれば、相続税負担は下がります。でも、アパート経営は必ずしもうまくいくとは限りません。思うように入居者が集まらない場合、(一括借り上げとうたっている業者さんもありますが、入居率により家賃を下げられる契約になっていたりする場合もあります)。家賃が引き下げられてしまっても、借入返済は続き、アパートの修繕費もかかってしまう。
上記のようなお悩みを抱えるアパートオーナーさんをよく見かけます。(もちろんうまくいく場合もあるでしょうが)
私は問います。
このようなアパートを本当にご家族に遺したいですか?
要は「目先の相続税負担」だけにとらわれて動くことは、得策ではないということです。
それよりも大切なのは
自分はどう生きるのか?
なにを遺したいのか?
ご自身のお気持ちを、まずは見つめることが大切だと考えます。
相続対策の基本の「き」はご自身の き・も・ち (気持ち)です。
そこから、いい相続が始まります。
相続について考えようシリーズで
みなさまにお役立ちできる情報を、随時お知らせしていきたいと思います
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Photo:チェコ プラハ 聖ヴィート大聖堂
藤枝市の女性税理士事務所 野島由美子税理士事務所(藤枝・島田・焼津・静岡)
(藤枝の女性税理士のブログ)