知っておきたい事業承継ストーリー その2
2 事業承継計画をたてる
さて
第1回目で 会社のゆくすえについての「ビジョンや思いを整理する」ことの大切さを述べました。
そのうえで、ご自身の「思い」に沿った「事業承継計画」をたてましょう。
「計画」といっても、最初はざっくりでいいと思います。
現在会社のおかれている様々な問題点や課題を踏まえながらも
あるべき理想のリタイヤへの道すじを、「事業承継計画」に落とし込んでいきます。
<事業承継計画具体例:息子様へ承継する場合>

〇 そもそも 事業とは 経営 と 財産 のかたまり と考えます。
上記の場合は
まず 5年後に経営の移譲 10年後の財産の移譲を行い、事業承継が完了します。
このような例が、社長様にとっても会社にとっても理想的でしょうが、そこは、なかなか理想どおりにいかない現実があります
それでも、残念ながら廃業やM&Aなどをお考えだとしても、現在の思いを図式化(見える化)していただくことで、きっと何がお気づきになることと思います。
そして
その「気づき」から、何か行動に起こす必要性をお感じになるのではないでしょうか。
次回以降は
残念ながら「廃業」を選択せざるを得ない場合
親族内への承継
親族外(たとえば従業員さん)への承継
M&A
という4つのストーリーについて、私なりにまとめた記事を順次ご説明していきたいと思います。

Photo:北海道 富良野
藤枝市の女性税理士事務所 野島由美子税理士事務所(藤枝・島田・焼津・静岡)
(藤枝の女性税理士のブログ)