圧倒的な売れる4つの力(ちから)をみた。くまモン#NHKプロフェッショナル 仕事の流儀
先日、NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀をいう番組を観ました。
今回の主役は、皆さんよくご存じの熊本県の営業部長「くまモン」でした。
くまモン 職業:地方公務員

この番組では、くまモンのこれまでの歩み、どうやって今のようなグローバルな人気を得たか、また、くまモンの志(こころざし)が垣間見える各地での活動の様子が映されていました。
くまモンが売れる理由とは#4つの力(ちから)について考えてみた
商品が売れるための公式とは
商品の販売力=商品力×認知力(いかに広く知られるか)×信頼構築力×提案力
というものがあるということを、顧客心理の研修で学びました。この公式にあてはめるべく、今回考えてみました。
くまモンの商品力
◆ 圧倒的なデザインと動きの妙
シンプルながら計算されつくしたデザインと、メタボ体形に似合わないキレキレの動きのアンバランス感に心がくすぐられる。
◆ 徹底的なサービス精神
どこにいっても、元気でコミカルな動きをする。集まった人たちに優しい。
(番組では、子供たちひとりひとりと目線を合わせる様子がありました。)
◆ 公欲に満ちている
ひとえに「熊本県を知ってもらいたい」という、ふるさと愛に満ちているため、人々が応援したくなる。
くまモンの認知力(いかに広く知られるか)
◆ キャラクター使用料をとらず、使用条件のハードルが低いため中小零細企業も使用でき、どんどん広がっていく。
◆ 最初からSNSでの広がりを意識した戦略を立てている。
切り割の写真ではなく、「ストーリーをつむぐ」という意識をもって活動している。
それを見た人が、「おもしろい・いいな」と思い誰かに伝えたくなってしまう。
例えば、初期の段階では、県知事自らが「大阪でくまモンが失踪しました」と会見を開き、くまモンの出没情報をツイッターでつぶやいてくださいと依頼したとか。
真面目な人が、本気でおもしろいことをするのですね。そこに意外性というストーリーが生まれますね。

Photo:人以外では初めて、伝記本となったとのこと!
くまモンの信頼構築力
◆ 信頼度は、そもそも「熊本県」という地方自治体のゆるキャラなので、悪いことはしない・安心感はありましたね。
でもやはり、始めのころは「あんな得体の知れないクマに税金を使うな」との批判もあったとか……それを乗り越えたのは「熊本県を知ってもらいたい」という、くまモンチームの方々(公務員さん達)の情熱があったからだと番組で知りました。
◆ 今や認知度ばつぐんですので、県民の方々のインタビューでは「くまモンは熊本のひとつのシンボル」とのご意見もあり、いまや県民の方々の誇りになっていると思います。
くまモンの提案力
◆ 提案力もなにも…… 今やくまモンだけを目的に、外国人観光客が熊本県に訪れているとのこと。何もしなくても、引く手あまたでしょう。
その影響力は世界の一流ブランドをも動かしています。
くまモン バカラ(一流のガラス製品ブランド)
くまモン ミニクーパー(車) などなど、 すごすぎますね~~
まとめ
このように、くまモンのストーリーを観て本当に勉強になり、私は番組中、何度も感動して泣いてしまいました。
その中でも一番感動したのは…
「中に入っている方(言っちゃまずいか!笑)」の、仕事に対する姿勢です。
それは、圧倒的にプロフェッショナルでした。
熊本県・くまモン 応援しますよ!
復興のためにも

Photo:修繕工事中の熊本城
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