令和元年に新たな気持ちで#ひとり税理士という生き方
さて、新たな元号になり、初めての1日が始まりましたね。
特段、感慨はなかったはずなのですが、昭和から平成の変わり目を知っているものとして、天皇崩御からの改元と、生前退位からの改元がこうも違うものかと、昨日から今日までのお祝いムード映像を観て感じました。
今回は、素直に嬉しく明るい気持ちで、新元号を迎えることができました。
今日は、そんな新たな気持ちで迎えた朝に、「ひとり税理士」としての雑感を綴ります。

ひとり税理士とは
簡単に申しあげれば
スタッフを雇っていない
お客様へのご対応・実務はすべて税理士本人が行っている
そういう事務所のことです。
私がひとり税理士を選んだ理由
私の経歴は、以下の通りです。
1 税理士1名と30人以上のスタッフを抱えた、地元1番の大きな規模の事務所勤務。
2 税理士2名(所長と私)スタッフ1名の事務所。
3 3年前に独立、「ひとり税理士」
税理士事務所というのは、お客様の数が増えれば増えるほど、スタッフにお客様をふりわけ担当させます。そうすると、所長税理士自ら直接、お客様とお話しする機会が自然に減ってきます。
およそ顧問税理士としてお仕事をさせていただいている以上、お客さまと直接お話ができる環境を作りたい。そして、それを継続したい。
ということが、私が「ひとり税理士」を選んだ一番の理由です。(事務所の経営理念のとおり、お客様に寄り添いたい)
また、間接的な要因として
自宅兼事務所ですので、いくら信頼しているスタッフであっても、自宅にはあまり入ってもらいたくない。
自分のペースで時間を使いたい。(研修・ブログ・趣味の旅行など)
スタッフを雇うとその方のお給料分も稼がなければならないので、経営的にどうか?と。お給料をだんだん上げていかなければならないので、必然的に拡大志向になり、仕事に無理が生じる。
会社数の減少など、日本経済の将来的な動向を鑑み、これまでの税理士事務所にありがちな拡大路線より、コンパクトで無理のない経営をしたい。
そのようなこともあげられます。
税理士事務所いろいろ
世の中には、たくさん税理士事務所があります。その中でも、大手の税理士法人などは100人以上の規模スタッフがいらっしゃり。また、税理士の数も数10人。
大手様は、分業制度が構築され、税理士スタッフともチームで業務をこなされていると思います。
また、大手の規模まではいかなくても、税理士数人スタッフ数人の事務所というスタイルが、ちまたでは一番多いのではないでしょうか。
かたや、ひとり税理士事務所は、まさしく「ひとり」、データ入力や、お客様からのご質問や課題解決に際してもすべて「ひとり」で行っています。
全部「ひとり」の判断で大丈夫?と、不安に思われる方も多いでしょうね。
そこで、私は「ひとり」の知識を補うために、外部専門家(外部税務研究機関・弁護士・司法書士・社会保険労務士など)をブレーンとして、いつでも相談できる体制を整えております。

どの、税理士がいいのか?
お客様が何を望まれていらっしゃるか、何が一番の優先順位かで決めていただけます。
大手のサポートをお望みか
(会社規模が大きい場合など、また、海外取引が多い、子会社が多いなど、そういうお客様は大手の事務所様は多角的にサポートしてくださるのでメリットがあると思います。)
でも、世の中の多くを占める中小企業の経営者様は、「どういう税理士がいいか」と、明確に判断基準をもっておられる方は、少ないのではないかと個人的には思います。
父親の代から世話になっているから
友人の紹介で
近所だったから
安かったから
例えば、そのような流れが多いように思います。
選ぶのはお客様ご自身
どのような税理士を選ぶかは、お客様の自由です。
しかしながら
私は、およそ仕事は「信頼関係」が一番大事だと思っています。
この税理士は信頼できる、相談しやすい、節税や複雑な税務相談以上にまず「信頼関係が構築できるか」、その点が税理士選びのポイントではないかと考えます。
私も、ひとり税理士として(自然と、ご対応できるお客様の数は限られてしまいますが)お客様の信頼にお応えすべく、日々精進していかなければと、令和の新しい日に改めて思った次第です。
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